1.四国遍路を継承します
「四国八十八ヶ所巡礼」における「歩き遍路」の歴史は、1200年続いています。
弘法大師空海の築いた四国遍路は、日々私たちが感じている生きる事への苦しみを解き放つ、救いの巡礼でもあります。
四国には「へんろ道」を歩くお遍路さんのお接待をする文化があります。
お遍路さんの白装束の背中にある「同行二人」(どうぎょうににん)という文字は、一人で歩いていても必ずお大師様(空海)が寄り添って歩いて下さっているという意味です。
人種・宗教の種類を問わず、誰でも受け入れてくれる包容力を持っています。
弊社は、「へんろ道」における今では空き家・空き地になってしまった店舗・住宅を皆様にご紹介し、四国遍路とお接待文化の継承を お手伝いいたします。
2.へんろ道沿いの空き家の活用
かつて、へんろ道沿いにあった店舗や民家のほとんどは、空き家になってしまいました。後継者は都会へと出てしまい、そのまま放置されているものも少なくありません。
毎年、八十八ヶ所詣での推計人数は年間約10万人、歩き遍路の人は推定で約3,000人と言われています。
老若男女と問わずたくさんの人々が自分を見つめなおすすべとして、遠く日本全国から四国に訪れ、霊験あらたかな体験を通して、生きる勇気をもらって帰ったという体験談も多くあります。
しかしながら、おへんろ道沿いの飲食店や宿屋は近年ほとんどが後継者が無く、閉じている状態で、お遍路さんが休憩、宿泊するのに大変苦労している状況です。
歩き遍路の行程の途中に宿が無いため、公共交通機関を利用して遠くの宿へ泊まり、また再び戻ってきて歩き始めるという具合です。
文化継承と町の活性化のためにも、なんとか空き家の活用が急がれます。
3. 活用されている古民家
おへんろ道からは少しはずれますが、全国から予約の絶えない老舗のお遍路宿があります。ご家族で切り盛りされていて、旅人に対していつも心温まるお世話をしてくださっています。
こんなお宿がずっと続いて行くことを切に願います。
弊社の起業するきっかけとなった一つの事例でもあります。